Rさん 30代男性

過去の性被害と顔のコンプレックスのことでPomuに来られました。Rさんはいじめによって幼少期から自分の顔がとても嫌いで、何度も鏡をみて確認行動をしなければいけませんでした。身体醜形障害と診断されたという。

 

 

顔が気になるせいで、人間関係がうまくいかず、自信や喜びがない何十年だったという。そして、大人になってから男性上司から性被害を受けて、人との関係がさらに難しくなったという。いやな感じのフラッシュバックもあった。

 

 

カウンセリングに来られて、Rさんの今までのことを聞かせて頂きながら、ポジティブな過去の出来事も同時に話してもらって、感じてもらいました。

 

 

そして、いい感じ(リソース)を膨らめながら、性被害や過去のトラウマを少しずつ感じてもらいました。

 

 

性被害のことを思い出すと肩に力が入るので、ボディーワークを取り入れ、少しずつストレッチ的なこともしてほぐしていきました。

 

 

過去のトラウマを思い出すと体がフリーズすることも、少しずつ解放していきました。

 

 

Rさんに感想をお聞きしました。

 

 

「こどもの頃に顔のことでいじめられたことにより、20年以上顔のことがとてもコンプレックスで日常生活にかなり影響していました。

 

 

10セッションのトラウマセラピーであれだけ気になっていた顔のことが、全く気にならなくなりました!そのおかげで日々味わったことの無い高揚感で、新しいことに挑戦しようと思える自分になりました。」

 

 

私自身、もう少しセッションの回数がかかると思ったのですが、一気に顔のことが全く気にならなくなったので安心しました。少しずつ気にならなくなるのかと想像したのですが、急激によくなられました。

 

 

さらにRさんは言う。

 

「正直、カウンセリングに通い続けながらもよくなるのか半信半疑でした。でも続けたことによってトラウマから回復できたと感じます。結果が分かりやすい形ででたのでとても嬉しいです。」

 

 

では顔が気にならなくなったら終わりなのか?そうではなく、気にならなくなったからこそ「どのような素晴らしい人生にしていきたいのか」ということが課題になりました。これに現在一緒に取り組ませて頂いてます。これからが楽しみです。

 

 

Rさんに他の男性サバイバーへのメッセージをお聞きしました。

 

「回復しよう、直そうとする想いが大事。そして、自分のことに向き合ったり、感じたり、話したりするので勇気が必要だと感じます。」

 

 

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