被害を語ること

今回のテーマは

「被害体験を語ること」。

 

 

 

カウンセリング、、、

イメージすると、

 

 

 

過去の被害体験を

辛い感じで語っている、、、

 

 

 

欧米などでも

20年くらい前までは

「語る」そして「吐き出す」

ことが回復だと信じられていた。

 

 

 

しかし、

何年続けても

一向によくならない。

 

 

 

というか

悪くなっていた!

 

 

 

この様な流れがあり

トラウマ治療の分野は

援助者、サバイバー

両方が苦しかったと言う。

 

 

 

その様な傾向は未だに

カナダでも少しある。

 

 

長年カウンセリングを

「話す」形で、

常に過去の話に

注目しながらという癖は

なかなか変わらない。

 

 

 

特に何十年も前から

カウンセリングをしている

支援者は「身体」に注目

することに抵抗感がある方もいる。

 

 

 

日本では?

被害体験を語らせすぎる

支援者は多い。

 

 

 

それが時に再トラウマを生み

よくなるどころか、

悪くなる。

 

 

 

もちろん「被害を語る」ことは

時期とペースを

うまくすれば

意味がある。

 

 

 

症状がある程度

安定してから、

そして、少しずつ。

かなりゆっくり。

 

 

もちろん

クライアントを尊重し

耳を傾ける、

ことは素晴らしい。

 

 

 

しかし

リードすることも大事。

 

 

 

語るのを

プレーキかけるのも

支援者の役割。

 

 

 

最近アメリカのサイトで

トラウマ臨床の世界の最前線にいる

8人のインタビューを買って、観た。

 

 

 

医者、心理士、脳科学者など。

しかも3時間以上。

観ごたえありました。

 

 

 

彼らが失敗談をまず語った。

口を揃えて、

 

 

 

「トラウマを早く扱いすぎた。」

 

 

 

「長々と語らせてしまった」

 

 

 

「一向によくならなかった、悪くなった」

と言う。

 

 

 

さらに

過去の「物語」「体験」にこだわりすぎる

必要はないと

多くのトラウマ専門家は言う。

 

 

 

答えや解決策は物語の

中にあるのではなく、

「今」の神経システムにある。

 

 

 

体を感じる。

過覚醒やシャットダウンを

つかまえる。

 

 

 

トラウマ時、、

言語をつかさどるブローカ野や

統合や理性と関係している

前頭葉などが働かなくなる。

 

 

 

そのため言語レベルでの

介入では限界がある。

 

 

 

時に言語レベルだけの

介入では再トラウマ化を引き起こす。

 

 

 

要するに

身体感覚こそが

トラウマ解放からの

「言語」とも言える。

 

 

 

過去の体験に執着するのは

援助者側の不安

からくるのかもしれない。

 

 

 

さらに、

クライアントの側も

トラウマ(被害)に

強烈にひきつけられる。

 

 

 

このトラウマボンドにより

被害を語りたくなる、、、

そして再演というネガティブな

パターンに陥りやすい。

 

 

 

支援者とサバイバー

が共通の理解を深め、

一緒に進めて行くことが

最善だと感じます。